yano11298’s blog

暇人の心見る人。

境界線



いつか消えゆくものだけど

そばにいてくれる?


なんて勝手な言葉だろうか

なんて自分本位だろうか


でも羨ましいのだ

言いたくはない、微塵も

ただ、ただ羨ましいと思う。



愛は知らぬし、恋もわからん。


周りを見れば自分が消えゆくし

話せば話すほど己が削れる。



好きだったものは変容して

好んだものは廃れゆく



変わらないものなどないのだ

神はそういう風に作った。


私から私を取れば何が残るだろうか

何も残らないだろう

私から過去を無くせば、

本来の私になるだろうか

いや、何も残らないだろう





あると思っていたものが

何もなかったとわかったとき

はたして生きる意味があるのか


しかし形のないものなど

あるのかも、ないのかも証明は不可能だ

しかし証明もまたしかり

形のないもの。

世の中に証明できる真実などあるのか

おそらくひとつもないだろう


全ては人間の意識の塊だ。

絶対などひとつも無い。



私という人間の証明をしたい。

言葉は私を殺す。

言葉で私を作ろうとすれば

私は私を殺すのだ


言葉で私を作れば

言葉であなたを作れば

その言葉は現実になろうとする


その瞬間、その言葉に当てはまらない

私はあなたは

現実に埋められるか、殺されるか、自殺する


引き寄せるとは恐ろしいもので

ざんこくだ。


断定する勇気など私には無いのだ

死にたく無い、消えたく無い


なにより責任など追いたくないのだ



静かに息を吸うのだ

火をともそう。

静かに息を吐くのだ

その火は消えぬ。


その火で周りを照らすのだ

沢山のものが描かれている。

人生の喜びも悲しみも何もかも。



しかし、見つめても何も変わらないのだ

変わるのは視界のみ。現実は変わらない。


変える方法はただひとつ。

逃げてきた方向は、覚えてるかな?